2025/6/21(土)・22(日) 第131回定期演奏会<静岡公演・浜松公演>
- shizukyowebmaster
- 2024年12月26日
- 読了時間: 6分
更新日:4月7日
名匠シューマンの傑作と、ヴィオラの新たな挑戦。
コンサートの幕開けを飾るのは、ウォルトンの「賢いおとめたち」。バッハの音楽をもとに、華やかでリズミカルな舞曲が繰り広げられます。
シューマンのチェロ協奏曲は、ソリストを務める日本を代表するヴィオラ奏者 川本嘉子 自らヴィオラ版をアレンジ。シューマンの情熱的な旋律が、ヴィオラならではの深みのある音色によってどのように表現されるのか——。新たな挑戦が生み出す、唯一無二の響きにご期待ください。
そして、シューマンの交響曲第2番は、彼が心身の苦難を乗り越え、希望を見出した名作。冒頭の緊張感から、美しく希望に満ちたフィナーレへと至る壮大な音楽が、聴く者の心を力強く揺さぶります。
ダイナミックかつ繊細な表現力に定評のある原田慶太楼の指揮が、この魅力あふれるプログラムに新たな命を吹き込みます。名匠シューマンの魂が息づく豊かな響きとともに、感動の瞬間をぜひお楽しみください。
●日時・会場
<静岡公演>
2025年6月21日(土)13:30開演(12:45開場)
<浜松公演>
2025年6月22日(日)13:30開演(12:45開場)
●出演
指揮:原田慶太楼
ヴィオラ:川本嘉子*
●プログラム
ウォルトン/組曲「賢いおとめたち」(バッハの曲による)
シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 op.129(ヴィオラ版:川本嘉子編)*
シューマン/交響曲 第2番 ハ長調 op.61
※掲載内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
出演者からメッセージ

富士山静岡交響楽団に戻るのを心待ちにしていますが、同時に寂しい気持ちでいっぱいです。 シューマンは宮澤さん*が最も愛した作曲家の一人で、この特別なプログラムを作るために、2024年の春に何度もメールをやり取りしました。もう一つ注目していただきたいのは、チェロ協奏曲をヴィオラで演奏することです。ソリストの川本嘉子さんがどのような世界を創り上げてくださるのか、今から楽しみにしています。
最後に宮澤さんからいただいたメールをひとつ紹介します。
そしてこのプログラムを彼に捧げたいと思います。
。。。 来年の定期演奏会のプログラムを有難うございました。シューマン交響曲No2。シューマンを提案して下さる方は中々ありません。今から楽しみにしています。
2024/04/13
富士山静岡交響楽団 専務理事 宮澤*
。。。
*…富士山静岡交響楽団 元専務理事 宮澤敏夫(2025年1月1日逝去)
原田慶太楼(指揮) Keitaro HARADA, Conductor
東京交響楽団正指揮者、愛知室内オーケストラ首席客演指揮者兼アーティスティック・パートナー、米国サヴァンナ・フィル音楽&芸術監督であり、2025年7月からデイトン・フィルとデイトン・オペラ&バレエの音楽・芸術監督にも就任する、国際的に目覚しい活躍を続ける期待の俊英。シンシナティ交響楽団&ポップス、アリゾナ・オペラ、リッチモンド交響楽団のアソシエイト・コンダクターとしてキャリアを積むとともに、ジェームズ・レヴァインやロリン・マゼールのアシスタントを務めてアリゾナ、ノースカロライナ、シンシナティ、ブルガリア国立歌劇場などでも脚光を浴び、最近ではNISSAY OPERAドニゼッティ「連隊の娘」でも舞台を力強く牽引しオペラ指揮者としての資質を感じさせた。タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、米国ショルティ財団のキャリア支援賞6度と日本人で初めてトップのコンダクター賞を受賞。キャッソルトン・フェスティバルにロリン・マゼールから、PMFにはファビオ・ルイジから招待を受け参加。第29回渡邉曉雄音楽基金音楽賞、第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
オフィシャル・ホームページ: kharada.com/ @KHconductor

初めての富士山静岡交響楽団への参加を心より嬉しく待ちきれない想いです。
原田慶太楼さんとのバディも皆様に楽しく見守っていただけるコンビになると想像しています。 今回は私にとっても初の試み、シューマン《チェロ協奏曲》ヴィオラ版を演奏させていただきます。シューマンご自身がバイオリン協奏曲に編纂しているバージョンがある事を知った瞬間に、「これをヴィオラで演奏することが出来るかも?」と興奮したのが、コロナ禍で自宅待機している時でした。チェロでもバイオリンでもないヴィオラで、この曲の魅力をどこまで披露できるかに注視して、私がアレンジしました。
実は最初、原田さんと相談した時には、ウォルトンの《ヴィオラ協奏曲》を演奏するつもりでした。その旨を宮澤さん*にお伝えしたところ、川本さんが心底弾きたいと思っている曲を教えてほしい」とのお話をいただき 遠慮して発言できなかったシューマンに導いて下さった、という経緯がありました。
「なぜ私が遠慮していたことがわかったのかしら?」と不思議で、6月にお目にかかったら伺いたいなあ、と思っていたところに訃報のニュース!悲嘆、愕然としているところです。
あちらにいらっしゃる宮澤さん*にも届くよう、気持ちを込めて舞台立つ所存ですので、応援よろしくお願い申し上げます。
*…富士山静岡交響楽団 元専務理事 宮澤敏夫(2025年1月1日逝去)
川本嘉子(ヴィオラ) Yoshiko Kawamoto, Viola
1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位(1位なしの2位)。96年村松賞、97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。ソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOI・レジデンス・クヮルテットのメンバー。タングルウッド、マールボロ、ダボス、東京の夏、霧島音楽祭、サイトウキネン、小澤音楽塾、水戸室内管、アルゲリッチ音楽祭等に参加しアルゲリッチやバシュメットなどと共演し絶賛を博している。チョン・ミョンフンとの室内楽では日本・韓国公演も行なっている。1991年東京都交響楽団に入団。1999年より2002年退団まで首席奏者。2017年~21年までNHK交響楽団首席客演奏者を務める。ソリストとして、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演。小澤音楽塾、愛知室内オーケストラでは弦楽器アドヴァイザーとして、後進の育成にも積極的に力を注いでいる。類稀なる表現力とテクニックで聴衆を魅了し、日本を代表するヴィオラ奏者の一人として常に第一線で活躍している。
●チケット/全席指定(税込)
S席5,500円、A席4,500円(学生2,000円)、B席3,500円(学生1,500円)
※当日500円増(学生を除く)
※未就学児入場不可
※学生は25歳以下の大学生まで
●発売日
一般*:4月13日(日)
*静響への電話予約は、翌14日(月)~
※最終販売日:6月19日(木)
●チケット取扱い
新チケットシステム導入に伴い、WEB予約で座席選択ができるようになりました。
電話予約分のチケットの当日引取は廃止され、期限内にセブン-イレブン店頭での支払いと同時にチケットを受け取っていただくこととなります。 ▶詳細はこちら
富士山静岡交響楽団 TEL054-203-6578(平日9:30~17:30)
※WEB予約は発売初日9:30~、電話予約は翌14日(月)9:30~
チケットぴあ (Pコード:静岡292-983/浜松292-991)
※発売初日は10:00~
※お近くのセブン-イレブン各店マルチコピー機でも購入可<座席選択不可>
アクトシティチケットセンター (窓口販売10:00~19:00) ※浜松公演のみ
HCFオンラインショップ ※浜松公演のみ
車椅子席をご希望の方は富士山静岡交響楽団(TEL054-203-6578)までお電話ください。
※平日9:30~17:30
静岡会場地図
浜松会場地図
●主催・お問合せ:
公益財団法人富士山静岡交響楽団 TEL054-203-6578(平日9:30~17:30)
●共催:公益財団法人浜松市文化振興財団(浜松公演)
●後援:静岡県、静岡市(静岡公演)、浜松市(浜松公演)
●助成:

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))
|独立行政法人日本芸術文化振興会
●協力:静響を応援する会