故 宮澤敏夫 氏に 渡邉曉雄音楽基金 特別賞
- shizukyowebmaster
- 9月12日
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このたび、故 宮澤敏夫 氏(富士山静岡交響楽団 元専務理事)に、第33回(2025年度)渡邉曉雄音楽基金 特別賞が贈られることとなりました。
渡邉曉雄音楽基金は、日本指揮界の重鎮、故・渡邉曉雄先生の日本音楽文化に残した多大な業績を積極的な形で今後に引き継ぎ、我が国の音楽界の発展に寄与することを願い1992年に設定されたもので、「特別賞」はオーケストラ界に貢献した功労者に贈られるものです。
宮澤敏夫 氏は、大阪フィルハーモニー交響楽団の首席コントラバス奏者として活躍された後、1986年に同団の事務局長に就任し、楽団再建に尽力されました。さらに2004年からは札幌交響楽団事務局長として、日本のオーケストラで初めての公益財団法人化や海外公演の実現に取り組み、日本の音楽界に新たな道を拓かれました。 2018年からは富士山静岡交響楽団の専務理事として、浜松フィルハーモニー交響楽団との合併を主導し、当楽団の公益財団法人化に大きく寄与されました。地域に根ざした活動と全国レベルで評価される楽団への発展、その両立を支える基盤を築かれたことは、当楽団にとってかけがえのない功績です。
また、日本演奏連盟事務局長をはじめ、各地音楽祭や公共ホールの要職を歴任され、日本のオーケストラ界全体の振興に多方面から尽力されました。その長年にわたるご功績が高く評価され、このたびの受賞となりました。
ここに謹んでご報告申し上げますとともに、故人の生前のご尽力に対し深く敬意と感謝を表し、改めてご冥福を心よりお祈り申し上げます。
■渡邉曉雄音楽基金について詳しくは、日本フィルハーモニー交響楽団のホームページをご覧ください。





